図書館が歴民
松坂城の石垣の表門を登ると右手に松阪市立歴史民俗資料館が見えます。明治44年(1911年)建築に着工、翌45年から飯南郡図書館として開館した建物で、昭和53年(1978年)まで市民が親しんでいました。新しい図書館ができてから「歴史民俗資料館」に改装し、松阪の歴史文化を発信しています。
季節ごとの企画展を開催しています。
1階は江戸時代の店だなが再現されていて、特別展と合わせてみることができます。
2階には、室町時代から江戸時代に盛んだった伊勢白粉の関係資料と松阪木綿の資料や機織機があります。
歴史民俗資料館の本館と倉庫は、平成9年9月3日に国の登録有形文化財になり、近代の伝統的和風建築として貴重であるということで保存されることになりました。
庭には市内の役所やお寺、小学校、民家などの取り壊した時に寄贈された鬼瓦がたくさん展示されています。
国の重要文化財に指定された松坂城の石垣の美しさと明治建築の重厚さがうまく調和しています。